キャンパスツアーの後、1時間ほどばかり高校の先生から「大学がこれから欲しい人材」と「自分ブランドの見つけ方」とはどんなものかのレクチャーがありました。覚えているうちにシェアしますね!
これからの大学は「自分ブランド」を持っている生徒が欲しいとのこと。
大学受験までに、自分ブランドをどう作っていくのかが大事みたいです。
今回私と息子が参加したキャンパスツアーは、同じ学校区内の7年生~9年生の生徒とその親が対象でした。
息子は今年の秋から9年生。
高校に入る前に「大学が求めている人材」がどんなものか知れるのは、子供も親も目標ができ良かったです!
リーダーシップ
アメリカでは、必ず「リーダーシップ能力」が求められます。
キンダーから「リーダーシップ」について学んでいきます。
そのため大学受験でも、もちろん「リーダーシップ能力」が備わっている生徒が求められます。
最近では、ASB(Associated Student Body)と呼ばれる生徒会に参加しているだけではなく、もう少し踏み込んだリーダーシップ能力が求められるそうです。
例えば、学校で新しくクラブを設立したなど。その場合、どんな風に人を集め、どのようなポジティブな影響を与えたのかなど。
自分がリーダシップを取ることで、まわりの生徒にどのような影響があったかなどが知りたいそうです。
昨年、私が参加したセミナーでもリーダーシップがいかに大事かを話していました。
詳しくは以前のブログ記事をご確認ください↓
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【セミナーレポート】アメリカで大学受験するなら知っておきたいコロナ後の変更点2つ
先日、大学費用の準備を支援する認定カレッジプランナーでもある先輩コンサルタントのセミナーに参加しました。ファイナンシャルコンサルタントとして、また数年で大学受験を控える子供を持つ母親としてかなり興味深 ...
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コミュニティサービス、アクティビズム
成績やエッセイ、その他色々な要素が合否に関わってくるので、どれくらい重要なのかは分かりませんが、コミュニティサービスをしているかどうかも大学の合否に関わってくるそうです。
コミュニティサービスの例:
- 学校内でのボランティア(アフタースクールのTutoring 生徒が生徒に勉強を教える)
- 地域の教会やシェルターなどでのボランティア
- 病院内でのボランティア
- Fundraiser(募金活動や資金調達)
他にもアクティビズムという考えからくる活動や行動を評価するそうです。
アクティビズムとは
積極行動主義(せっきょくこうどうしゅぎ、アクティビズム、アクティヴィズム、英: activism)は、行動主義のひとつであり、社会的・政治的変化をもたらすために特定の思想に基づいて意図的な行動をすること。
出典:Wikipedia 積極行動主義
もう少しく簡単に言うと、自分が信じる社会的・政治的正義の実現をするための行動、でしょうか。
パタゴニアが、このアクティビズムを積極的に取り入れていますね。
私たちは変化のための
行動の一端を担っています原油掘削と闘う若者の支援から、大統領を相手取っての訴訟まで、私たちは世界が直面する最も差し迫った環境問題に対して行動を起こします。
出典:パタゴニア アクティビズム
高校生でも、自分が信じる社会的またや政治的正義のためにアクションを起こすことにより、まわりに影響を与えます。
例えば、コロナ前にグレタ・トゥーンベリさんが地球温暖化を食い止めたいという思いから学校に行かないというストライキ運動を始めました。この行動もアクティビズム運動です。グレタさんの「学校ストライキ」は世界的に有名になりました。彼女は15歳の時、一人で「Strike for Climate」(気候変動のためのストライキ)というプラカードと共にスウェーデンの国会議事堂前に座り込んだのが最初の行動でした。
もし強い信念を持って何かを変えたいのであれば、自治体にボランティアとして参加をしてみるのも良い経験になりそうですね。
自分で何かを変えたい、という気持ちから行動を起こすのはリーダーシップにも繋がります!
アカデミック・エンゲージメント
大学はチャレンジをする子の成長を見るのが大好き!だそうです😊
学校での成績が良いのであれば、もう少しチャレンジしてほしい。
チャレンジをして、どう成長したかを見てみたい。
そのためには、学校だけの勉強で満足しないでほしい。
例えば、
- APクラスを受けてみる
- (コミュニティカレッジなど)大学のクラスを受けてみる
- 大学が主催しているサマープログラムへの参加
大学が主催しているサマープログラムなんてあるのかな、と思いましたが意外とあるのですね。
生徒の選考はあるようですが、もし受かれば無料で大学のサマープログラムに参加できます。
高校生から、大学で学べるなんて素晴らしいですよね!
大学進学の準備
アメリカでは、自分で調べていかないと知りたい情報や有益な情報を得られないことが多々あります。
大学進学も同じです。
そのため、学生自身も大学受験に向けて色々調べる必要があると話していました。
例えば、このような情報を自分で調べてみる
- カレッジメンターシップ プログラム (学生が、大学生の指導員から色々学べるプログラム)
- 恵まれない学生を支援するためのプログラム
- 機関別支援プログラム
- 大学の説明会
- 大学のキャンパスツアー
調べてみることで、情報を得ることができ、友人にシェアすることも可能です。
多くの学生が知らない情報も沢山あるので、自分から情報収集のアンテナを立てていく必要がありますね。
スポーツ/アート
スポーツやアートも重要な課外活動として、大学受験にプラスになります。
- スポーツ
- バンド
- オーケストラ
- コーラス
- 演劇
- 音楽
- ビジュアルアート(絵画、彫刻など)
もし課外活動で賞をもらった場合、大学にしっかりとアピールしましょう😊
まとめ
アメリカの大学受験は、学校の成績やテスト結果だけで合否は決まりません。
私は小学校から大学卒業までアメリカだったので、大学受験も経験しました。
正直、私が受験した当時よりも、今の大学受験の方がはるかに難しいと思います。
今の学生は、勉強だけでなくリーダシップの経験やボランティアと色々と大変だと思いますが、若いときは何にでもなれるパワーを持っているので楽しんで頑張ってほしいと願っています😊