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知らないと損する!アメリカ大学費用を抑える奨学金を探す方法

アメリカの大学に進学することは、大きな夢や可能性を広げるチャンスです。しかし、その反面、学費や寮費、食費、教科書代など、多くのお金がかかるのも事実です。その金額の大きさに驚く家庭も少なくありません。でも、奨学金を上手に活用すれば、こうした費用の負担を大きく減らすことができます!今回は、奨学金の基本知識から探し方まで、シェアしたいと思います。「知らなかった」では済まされない情報をぜひチェックしてくださいね!

アメリカの奨学金の種類

アメリカには主に2種類の奨学金があります。

1. ニードベース(Need-Based Scholarship)

ニードベースは、家庭の収入や経済状況に基づいて支給されます。ファイナンシャル・エイドの一環として提供される場合も多く、FASFA(Free Application for Federal Student Aid)やCSS Profileを通じて申請します。FAFSAを申し込めるのは、アメリカ市民または永住権保持者になります。
ファイナンシャルエイドとは、主に4つありますが、一般的にファイナンシャルエイドといえば「返済不要な奨学金」のことになります。

画像出典:インスタグラム (Natsuko@アメリカお役立ち情報局)

2. メリットベース(Merit-Based Scholarship)

メリットベースは、学業成績や課外活動、特定の才能など、個人の実績に基づいて支給されます。学力だけでなく、スポーツや芸術、リーダーシップ経験も評価されるため、多様なバックグラウンドを持つ学生が対象となります。アメリカ市民や永住権保持者でなくても、受け取ることが可能です。

多種多様な奨学金(スカラーシップ)

アメリカには驚くほど多様な奨学金があります。以下は代表的な例です。

  • アスリート奨学金
    スポーツでの活躍を評価されて支給される奨学金です。特にNCAAのような競技レベルの高い大学では、この奨学金が進学のカギとなることも。
  • STEM奨学金
    科学、技術、工学、数学分野に進学する学生向けの奨学金です。これらの分野は国家的にも優先されているため、手厚い支援が期待できます。
  • 宗教関連奨学金
    教会や宗教団体が提供する奨学金です。特定の宗教や価値観を共有する学生に支給されることが多いです。
  • レガシー奨学金
    家族がその大学の卒業生である場合に与えられる奨学金です。親や祖父母の繋がりが強みになるケースがあります。
  • 地域密着型奨学金
    地元の銀行、ロータリークラブ、コミュニティ団体が提供する奨学金です。地域社会に貢献する意欲が評価されます。
  • 企業奨学金
    親が働いている会社の福利厚生として提供される奨学金です。大企業では非常に充実したプログラムがあることも。
  • ユニークな奨学金
    例えば、「名前が特定のものと一致する」や「ユニークな趣味を持つ学生」向けの奨学金など、一風変わったものも存在します。
  • ミリタリー奨学金
    ミリタリーファミリーを対象とした奨学金。これらの奨学金は、現役軍人、退役軍人、その配偶者や子供が対象です。

ユニークな奨学金は、本当に色々あります。
Zombie Apocalypse Scholarship は有名です。
「ゾンビ襲撃時にどう生き延びるか?」をテーマにしたエッセイを書く。
奨学金:$2000 、14歳以上からアプライできますよ!

Create-A-Greeting-Card Scholarshipも楽しめる奨学金コンテスト
オリジナルのグリーティングカードデザインを作成
最優秀賞:$10,000

趣味や好きなことをリストアップして、それが応募可能な奨学金に該当するか確認してみるのも良いですね!

Natsuko
Natsuko

奨学金の探し方

実際にどのような奨学金に応募できるのか、具体的な方法を以下にご紹介しますね!

1. 学校のウェブサイトやカウンセラー

多くの高校や大学は、奨学金情報を専用ページにまとめています。また、高校のカウンセラーに相談すると、ローカルの奨学金情報を得られることがあります。
例えば、地域の小学校の卒業生のみに対してParent Teacher Organization (PTO)が提供している奨学金などがある場合もあります。このようなローカルな奨学金の応募は、大々的ではないこともあるので、かなり狙い目ではないでしょうか?

こちらは、長男が通っている高校のHPからスカラーシップ情報のページ
お子さんが通われる高校のHPをぜひ確認してくださいね。


2. 地域のリソース

教会、図書館、銀行など、地元の団体が提供する奨学金は要チェックです!特に小規模(少額)な奨学金は競争率が低い傾向があります。
地域限定の条件がある奨学金も多く、例えば銀行では『この地域在住の学生』が対象となる場合があります。条件に該当すれば、奨学金を受け取るチャンスが広がります!

3. 親が勤める会社のHR部門

企業が提供する奨学金プログラムは、意外と知られていない穴場です!企業が福利厚生の一環として従業員の子供たちの教育を支援するために提供しているので、条件を満たせば、受け取るチャンスが広がります!ぜひ、親の勤務先に確認してくださいね。

このような企業が従業員の子供向けに奨学金を提供しています。




4. 奨学金情報を集めた書籍

例えば『Ultimate Guide to Scholarship』などの書籍には、具体的な奨学金情報が網羅されています。
毎年、アップデートされているので、最新の情報が1冊にまとまっているガイドブックです。
ページ数も、なんと600ページ以上!

150万件以上の奨学金や賞金情報が掲載された改訂版ディレクトリです。毎年アップデートされたリストが追加され、キャリア目標や専攻、学業成績、才能などで分類されています。応募資格や方法、賞金額、締め切りなど必要な情報が揃い、高校生から成人学生まで利用可能。効果的な検索方法や応募のコツ、詐欺を避けるポイントも紹介しています。

5. オンライン検索

Collegeboardの「BigFuture」やBold.org、Shollyなどのサイトを利用すると、自分の条件に合った奨学金を簡単に検索できます。
奨学金検索サイトは数多くありますが、以下は特に人気があり、代表的なものです。

Natsuko
Natsuko

奨学金に応募するときは、普段使っているメールアドレスじゃなくて、専用のメールアドレスを作るのがおすすめだよ。応募すると案内や確認メールがたくさん届くことがあるから、普段のメールと混ざると大事な情報を見逃しちゃう可能性も。専用のアドレスがあれば管理もしやすいし、整理もしやすいよ!

まとめ

アメリカの大学進学における費用負担を軽減するには、奨学金の活用が不可欠です。ニードベースやメリットベース、地域密着型や企業奨学金など、多様な選択肢をしっかりとリサーチし、自分に合った奨学金を見つけていきましょう。ニードベースの場合、FAFSAで申告する資産を減らすことで、受け取れる金額が増える可能性があります。ただし、どのようなものが資産とみなされるのか、詳しくはぜひ個別相談(コンサルテーション)でお話しさせてください。コンサルテーションは無料でご利用いただけます。

奨学金探しには手間がかかりますが、その努力が将来の大きな節約につながります。「知らないと損する!」ではなく、「知って得をする!」選択をぜひ実践してください!

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