ふとSNSを見ていたら「アメリカの平均貯蓄率は4%台」という記事が目に入りました。
「え、そんなに少ないの?ちょっとやばくない?」と思わずドキッ。そこで、我が家の貯蓄率を計算してみることにしました。
👉 参考: Why aren’t Americans saving as much as they used to? (USAFacts.org)

今回は、貯蓄率についてのシェアになります!
理想の貯蓄率
調べてみると、ファイナンシャルプランナーさんの多くは「15〜20%を目標に」とアドバイスしているそうです。
でも正直、「食費や習いごとで毎月いっぱいなのに、そんなに貯められるわけない!」と思いませんか?
15%って結構多くない?毎月の食費だって、高くなっているし、すごく生活が苦しくなりそうなんだけど。。。。
我が家も、本音を言えば、もう少し貯めたいし、投資やリタイアメント口座に回したい。
でも、ここで大切なのは、「まずは少しでも始めること」。
今、貯蓄率が低くてもいいんです。少しずつの積み重ねが未来への安心へとつながります!
「貯蓄率」の計算方法

計算方法はとっても簡単
貯蓄率 = 貯蓄額 ÷ 年間の総収入
例えば、
- 年収60,000ドルで9,000ドルを貯めた場合
9,000 ÷ 60,000 = 15%
9,000 ÷ 12か月 = 750ドル/月 - 年収150,000ドルなら、15%は22,500ドル(毎月約1,875ドル)
- 年収230,000ドルなら、15%は34,500ドル(毎月約2,875ドル)
割合だけだとイメージしにくいですが、金額に直すと「毎月どのくらいを積み立てればいいのか」が具体的に見えてきますね。。
「貯蓄額」に入るもの・入らないもの
ここで注意したいのが、「口座に移した金額=貯蓄」ではないという点です。たとえば、仮に毎月6,000ドルを「貯金用口座」に移していても、その後モーゲージや保険料の支払いに使ってしまえば実際の資産は増えていませんよね? だからこそ大事なのは、「どのお金が本当に“残っている資産”になるのか」を切り分けて考えることです。ここでいう貯蓄額は、将来にちゃんと積み上がっていくお金だけを数えるのがポイントになります。
貯蓄額に含まれるもの
- 翌月以降も残っている銀行預金
- 401(k)、IRAなど退職口座への拠出
- 証券口座や自動積立で投資した金額(株・投資信託など)
- 529プランや投資口座の積立
- モーゲージの元本返済部分
*モーゲージの元本返済は、返済とともに資産に変わっていくので“貯蓄”に含まれます。 - キャッシュバリュー型の生命保険(IUL、Whole Lifeなど)の積立部分
含まれないもの
- モーゲージの利息
- 掛け捨て保険料
- 日々の生活費や消費支出
- 生活費(食費・光熱費・通信費・交通費など)
- 教育費や習い事費用(使った時点で消える)
- 旅行やレジャー、ショッピング代
- 税金(予定納税やタックスリターンなどで支払った分)
👉 大事なのは、「最終的に残っているかどうか」。それが本当の意味での貯蓄です。
それだけじゃない、税金のことも忘れずに

せっかく一生懸命に貯めても、将来引き出すときに税金がかかってしまうことがあります。
これは「どの口座にお金を入れているか」で大きく変わります。
- 税金がかかるもの
- 401(k)、Traditional IRA(引き出すときに所得税がかかる)
- 銀行の利息(毎年少しずつ課税)
- 普通の投資口座での配当や売却益
- 税金がかからないもの
- Roth IRA(入れるときに税金がかかるが、その後の増えた分も引き出すときも非課税 *条件あり)
- キャッシュバリュー型生命保険(たとえばIUL)からのローン(条件を守れば非課税で使える)
つまり、同じ金額を貯めても、どこに置くかで将来手元に残る額が大きく違うということです。
たとえば401(k)に10万ドルあっても、引き出すときに税金で2〜3万ドルは持っていかれるかもしれません。
一方で、Roth IRAやIULのローンなら、10万ドルをそのまま生活に回せる可能性もあります。
さらに、生命保険の中にも「将来、非課税で資金を取り崩せる」タイプがあります。IUL(インデックス型ユニバーサル生命保険)と呼ばれるもので、保障と資産づくりを同時に考えたい家庭にとっては、一つの有力な選択肢になります。
ポイントは、「ただ貯める」だけでなく、「どう取り出すか」まで考えておくこと。
それだけで、老後や教育費の安心度はぐっと高まります。
まとめ
アメリカ人の平均貯蓄率はわずか4.4%。数字だけ見ると、ものすごく不安になりますよね。
けれど大事なのは、人と比べることではなく自分の家庭の数字を知ることだと思います。
なので、
● まずは「我が家の貯蓄率」を計算してみる
● 今の割合を確認したうえで、少しずつ目標の15%に近づけていく
● どう「取り出すか」まで考えて準備する
このシンプルなステップだけで、教育費や老後資金への不安はぐっと小さくなります。
今日から電卓を片手に、まずは「自分の貯蓄率」を出してみませんか😊?