子供たちの学校も、もうすぐ夏休みです!
アメリカの夏休みは2か月半から3か月の長いお休みがあります。
長~い夏休みだからこそ、今まで読んでいなかったジャンルの本を読む良い機会でもありますね!
今回は、子供向けですが、大人でも学べるお金や経済について分かりやすく書かれている本の紹介をしたいと思います!
The Tuttle Twinsシリーズ
The Tuttle Twins (タトル・ツインズ)シリーズには12冊の本があります。
12冊の本を通して、お金、経済、政府、責任感という概念を学べます。
著者のConnor Boyack氏は、有名な本や作家から重要なアイデアを取り出し、誰が読んでも分かりやすい物語にしました。
12冊のシリーズ本ですが、単体でも購入できますし、シリーズ全巻を購入することもできます。
The Tuttle Twinsの公式サイトでは、40%オフといったセールもあるので、AMAZONで購入するよりもお得です!
ターゲット年齢:5歳から10歳
子供向けの本ではありますが、大人でも難しい経済用語や考え方を、簡単な英語で学ぶ事ができます。
また、大きめの文字+カラー挿絵が多いので、小さい子が1人で読むには最適です。
ページ数も60ページほどの短めの物語になっています。
(とはいえ、それぞれの本の題材の本質をしっかり伝えています)
ターゲット年齢は小学生ですが、中学生が読んでも面白いと思います。
大人の私が読んでも、分かりやすく面白かったです。
個人的には、シリーズの4作目と8作目がおススメです。
ビジネスを継続する(4作目)、起業をする(8作目)という内容が素晴らしくまとめられていると感じました。
大人が読んでも、なるほど!と参考になります。
本の順番
どの本から読んでも大丈夫ですが、本のシリーズの順番はこちらです。
どの本も、有名な経済学者、哲学者、ジャーナリスト、政治家の本などからヒントを得た物語です。
- The Tuttle Twins Learn about the Law
→フランスの経済学者、フレデリック・バスティアの有名な著書「法律」に基づいた物語個人の権利ってなんだろう?海賊と略奪をめぐる楽しい冒険の中で、イーサンとエミリーは、法律、自由、そして限られた政府について学びます。他の本とは違い、この物語は、個人の権利とは何か、そして真の法律がいかに悪者から身を守るのに役立つかを子どもたちに学ばせるものです。
出典: https://tuttletwins.com/ (DEEPL.com からの翻訳) - The Tuttle Twins and the Miraculous Pencil
→経済学者であり経済教育財団(FEE)創立者のレオナルド・リードの「われは鉛筆 (“I, Pencil)」を題材にした物語自由市場はなぜ重要なのか?イーサンとエミリーは、服、車、家、リュックサック、そして鉛筆のような単純なものまで、自分たちが使う多くのものを当たり前のように使っています。しかし、ある工場を見学したとき、二人は自由市場の奇跡と重要性について学びます。
出典: https://tuttletwins.com/ (DEEPL.com からの翻訳) - The Tuttle Twins and the Creature from Jekyll Island
→アメリカの作家、映画製作者、陰謀論者であるエドワード・グリフィンの「マネーを生み出す怪物」からヒントを得た物語お金の仕組みはどうなっているのでしょう?双子は物々交換、インフレ、お金について学びながら、強力な生物が祖父母の貯蓄を盗んでいる謎を解き明かし、家業で稼ぐお金を守るためにどう反撃すればいいのかを考えます。
出典: https://tuttletwins.com/ (DEEPL.com からの翻訳)
- →アメリカのオーストリア学派の経済学者であるイスラーレ・カーズナー博士の『競争と企業家精神』を参考にした物語
個人的におススメ!The Tuttle Twins and the Food Truck Fiasco[/st-rank] →アメリカのジャーナリスト、ヘンリー・ハズリットの「Economics in One Lesson」からアイデアを得た物語
保護主義って何?フードトラックの仲間たちと協力して、双子は不公平な利益を生む法律や保護主義的な政策を発見する。イーサンとエミリーは、国民の支持を得て、悪しき規制を覆すためのキャンペーンを展開しながら、競争について学んでいく。
出典: https://tuttletwins.com/ (DEEPL.com からの翻訳)- The Tuttle Twins and the Road to Surfdom
→20世紀を代表する自由主義の思想家であり、ノーベル経済学賞の受賞者であるフリードリヒ・ハイエクの「隷属への道」から重要なアイデアを1つだけ引用した物語集団は私たちを支配すべきなのか?タトルズは、新しいサーフダム・リゾートがなぜ自分たちのお気に入りのビーチから人々の関心を失わせるのかを明らかにし、意図しない結果が広がっていく。ベンおじさんが双子に加わり、集団主義と中央計画の問題に光を当ててくれる。
出典: https://tuttletwins.com/ (DEEPL.com からの翻訳)- The Tuttle Twins and the Golden Rule
→アメリカ、テキサス州選出の元連邦下院議員ロン・ポールの「自由の外交政策」からヒントを得た物語果たして "黄金律 "は有効なのか?しかしロン課長は、双子とそのチームメイトに、攻撃、復讐、反撃の危険性、そしてなぜ平和と友情が重要な原則であるかを教える。
出典: https://tuttletwins.com/ (DEEPL.com からの翻訳)- The Tuttle Twins and the Search for Atlas
→ロシア系アメリカ人の小説家、思想家、劇作家、映画脚本家であるアイン・ランドの著書『Atlas Shrugged』から着想を得た物語社会主義はなぜそんなに有害なのか?消費者でいっぱいの世界で、生産者があきらめて去ってしまったらどうなるのでしょう?そして、どうすれば人々は個人的な責任をよりよく実践し、自分にふさわしいと思うものに対して権利意識を持たなくなるのでしょうか?イーサンやエミリーと一緒に考えてみましょう。
出典: https://tuttletwins.com/ (DEEPL.com からの翻訳)個人的におススメ!The Tuttle Twins and their Spectacular Show Business子どもは起業家になれるか?双子はチャンスに気づき、家族や友人のサポートを受けながら、エキサイティングで疲れる起業の世界をナビゲートします! このシリーズで、子供たちはビジネスオーナーになるための秘訣を学ぶことができます。
出典: https://tuttletwins.com/ (DEEPL.com からの翻訳) - The Tuttle Twins and the Road to Surfdom
- The Tuttle Twins and the Fate of the Future
→アメリカの経済学者、歴史学者、政治哲学者のマレー・ロスバードの『国家の解剖学』を参考した物語説得 vs. 強要ディストピア小説があまりにも現実に近いと思われる世界で、イーサンとエミリーは、未来の運命は、強制や国家に頼らずに、より良い社会を築くために、平和的に協力する方法を考えることにかかっていることを学びます。
出典: https://tuttletwins.com/ (DEEPL.com からの翻訳) - The Tuttle Twins and the Education Vacation
→1991年にはニューヨーク州最優秀教師に選ばれたジョン・テイラー・ガットーの「The Underground History of American Education 」で述べている考え方をベースにした物語真の教育とは何か?受賞歴のある教師、ジョン・テイラー・ガトーが学校教育の問題点を指摘し、子どもたちに最善の教育を施すためのビジョンを語るのを聞いて、タトル一家は真の教育を発見するために新たな学びの冒険に乗り出すことを決意する。
出典: https://tuttletwins.com/ (DEEPL.com からの翻訳) - The Tuttle Twins and the Messed up Market
→現代自由主義思想に大きな影響を及ぼした、オーストリア=ハンガリー帝国出身の経済学者のルードヴィヒ・フォン・ミーゼスの「ヒューマン・アクション」が原典の物語なぜ人はそのように行動するのかその過程で、リスク、救済、補助金、そして子供たちの市場が混乱したときに何が起こるかについて学びます。
出典: https://tuttletwins.com/ (DEEPL.com からの翻訳) - The Tuttle Twins and the Leviathan Crisis
→アメリカの経済史家、ロバート・ヒッグスの『危機とリバイアサン』をベースにした物語恐怖に打ち勝つ真実政治家は私たちを怖がらせて、政府を大きくするように頼んで、私たちの自由を放棄させたいのです。双子は楽しいゲームで、無知が私たちを支配しようとする専制君主の標的になることを理解します。
出典: https://tuttletwins.com/ (DEEPL.com からの翻訳)
まとめ
60ページほどの物語といっても、扱っている題材は、簡単に説明できない難しいものです。
ですが、これ以上かんたんにするのは難しい!というくらい簡単な英語で分かりやすく書かれています。
また、各巻の巻末には用語集と4~6問のディスカッション用の質問もあります。
本だけでなく、本を読んだ後に「おさらい」ができるワークブックも販売しています。
ワークブックには、パズル、塗り絵、ワークシート、グループ活動、ディスカッションのための質問などが含まれています。
夏休みの課題として、ワークブックを親子で取り組むのも良いかもしれませんね!