College Funding 大学進学

【アメリカの大学】GPAが4.0でなくても、返済不要の奨学金(スカラーシップ)がもらえるって本当!?

もしも、アメリカの大学は高い?と聞かれたら、アメリカに住んでいる人なら速攻に「高い!」と答えるでしょう。

だからこそ、返済不要の奨学金(メリットスカラーシップ)やファイナンシャルエイドを多くもらいたいですよね!

実は。。。

100% 返済不要の奨学金(メリットスカラーシップ)を提供している大学もあるのをご存知でしょうか?しかも、GPA4.0(オールA)、4.0以上でなくても、もらえるのです。

嘘みたいな本当の話。お子さんの大学選びの参考になさってくださいね!

必ずもらえる奨学金制度とは?

高校の成績(GPA)のみ、または成績(GPA)+ACTなどのテスト結果によっては、100%返済不要の奨学金を提供する大学も実は多くあります。
もちろん、まず大学に合格しなければなりませんが、GPAやテスト結果次第でもらえる奨学金が違ってきます。

このような奨学金は、一般的に「Automatic Merit Scholarships」「Guaranteed Scholarships」と呼ばれています。

Automatic Merit Scholarshipは、大学が提供するため、多くは「Tuition (学費)」からのディスカウントという形になるようです。


Automatic Merit Scholarshipを提供している大学は主に私立大学が多いようですが、Public(公立)ではUtah State Universityがこのような奨学金を提供していることで有名です。

Utah State Universityでは、このような奨学金を提供しています。
このチャートは、RESIDENT(ユタ州内居住者)の生徒が、Utah State Universityに申し込んだ場合、もらえる返済不要の奨学金が分かります。

例えば、
GPAが3.5、SATが1450の生徒の場合、チャートを見ると$4500を2年間もらえます。
GPAが3.9、SATが1490の生徒の場合、4年間の返済不要の奨学金がもらえます!

大学も多様性を求めているので、UTAH RESIDET(ユタ州内居住者)だけでなく、UTAH NON-RESIDENT(ユタ州外居住者)にも同様の奨学金を提供しています。

画像出典:Utah State University Scholarship

他にも、Wisconsin州にあるカトリック系私立リベラルアーツカレッジのMt Mary Universityでは、このように↓もらえる金額がウェブサイトに記載されています。
大学によっては、成績のみ提出すれば奨学金をもらえる場合もあります。

Mt Mary Universityでは、成績のみでもらえる金額を表示しています。

成績が例え少し低くても、SAT/ACTのテスト結果が良ければ、多くの奨学金を獲得することができます。

画像出典:Mt Mary Scholarship

Automatic Merit Scholarshipの特徴

簡単ですが、Automatic Merit Scholarshipの特徴をまとめてみました!
例え良い成績&テスト結果でも、FAFSAは申請しておくことをお勧めします。
場合によっては、大学側からの返済不要の奨学金(メリットスカラーシップ)だけでなく、国からも返済不要のFinancial Aidをもらえる可能性があります。

● GPAやACTのテスト結果よって金額が変わる
● 多くの大学が「First Year」(大学1年生)に提供している
● GPAやSAT/ACTのテスト結果によって、4年間返済不要の奨学金を提供している大学もある
● 専攻科目に対して奨学金を提供している大学もある
● ニードベース、または他のメリットスカラーシップももらえる可能性もある


Automatic Merit Scholarshipの注意点

Automatic Merit Scholarshipの注意点もまとめてみました!
GPAまたはSAT/ACTのテスト結果によって、奨学金がもらえるのは嬉しいですよね。
だからこそ、少しでも不明な点があれば、大学のウェブサイトまたは、大学のAdmissionsでしっかりと解決しておくことをお勧めします。

● Automatic Merit Scholarshipは、アメリカ市民または永住者を対象にしている場合がほとんど
大学が決めている申し込み締め切り日までに、アプリケーションを提出する必要がある
● 大学が決めている申し込み締め切り日までに、Deposit(授業料の一部)を支払う必要がある場合も!
● 大学に合格しなければ、もらえない
● 2年目以降も返済不要の奨学金を提供している大学もあるが、要件をみたす必要がある
(例:ユニット数やクラス時間など。大学によって異なるので、大学のウェブサイトで要確認)
● 大学によっては、FAFSA(Free Application For Federal Student Aid)の提出が必要

まとめ

大学の費用が世界一高い国ランキングに1位となったアメリカ。確かにアメリカの大学は高いです!

公立でも、一年にかかる費用(学費+寮+諸々の費用)は$40,000近いです。。。

ですが、学校のGPAとテスト結果によって、意外とスカラーシップをもらえる可能性があるんですね!

一般的にスカラーシップ(奨学金)をもらうには、GPAが4.0以上でないと期待できないと思われているようですが、大学によっては、成績次第で誰でもメリットスカラーシップ(返済不要の奨学金)をもらうこともできます。そのためにも、高校ではしっかり勉強をして、良いGPAをキープすることが大事になってきます。

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