お金の基礎 資産形成(守る・増やす)

【マネー豆知識】借金=全部ダメ、と思っていませんか?

大阪出身の両親は、「借金はしないのが美徳」と思っていたところがありました。

高校生のころ、両親から

借金をすると利子がどんどん膨らんで、
気づいたら返せなくなって、
集金の人が来たら居留守を使わないといけなくなる……

そんなサラ金マンガのような話をされたことがあります。

大阪出身の両親らしく、例えが少し極端なのはご愛嬌(笑)。
当時すでにアメリカに住んでいた私には、そもそも日本のサラ金のような文化がこちらにあるわけもないのに。。。
それでも、頭の中に「借金=やばいもの」というイメージがしっかり刷り込まれていました。

Natsuko
Natsuko

お金の教育として伝えたかった気持ちはよくわかるのですが、
今振り返ると、なかなかインパクトのあるたとえでした(笑)

でも、アメリカで暮らしていると、
住宅ローン、教育費、クレジットカードなど、
借金と無縁で生きるほうが、むしろ難しいと感じる場面がたくさんあります。

だから今は、「借金をしないこと」よりも「借金との上手なつき合い方を知ること」が大切だと思うようになりました。

Natsuko
Natsuko

今回は、「良い借金」と「悪い借金」の考え方を、マネー豆知識としてサクッとまとめてみます。

借金そのものは、悪くない

まず最初に、これだけ覚えておいてください。

借金が悪いのではなく、何のために・どう使うかが大切です。
同じ「借金」でも、
将来の自分を助けてくれるものもあれば、
じわじわと苦しめるものもあります。

良い借金(Good Debt)って?

良い借金とは、将来の価値や収入につながる借金のことです。

たとえば、
教育のための借入、住宅ローン、
仕事やスキルアップのための投資、
クレジットヒストリーを育てるための計画的なカード利用などが当てはまります。

私自身、アメリカで家を購入したとき、最初は「早く返済しなければ!」という気持ちがとても強くありました。

でも、不動産で成功している友人の考え方は少し違いました。
モーゲージをきちんと支払い続けることでクレジットスコアが上がる。
もし賃貸に出すなら、固定資産税なども含めた金額を家賃に設定し、
入居者の支払いでクレジットヒストリーを積み上げていく、と。

「返済しなきゃ」ではなく、
「うまく使う」という発想。

最初は正直ピンときませんでしたが、実際に経験してみて、少しずつ腑に落ちていきました。

悪い借金(Bad Debt)って?

一方で、気をつけたいのがこちらです。

クレジットカードの高金利残高、
勢いや感情で使ってしまった借入、
返済の見通しが立っていないローン、
生活費の穴埋めのための借金などが代表例です。

金利が高く、返済が長引きやすく、生活の余裕を少しずつ削っていきます。

今は何とかなっていても、気づいたときには重くのしかかっている。
両親が心配していたのも、きっとこのタイプの借金ですね。

アメリカでは「コントロールできるか」が大事

アメリカでは、
「借金をゼロにすること」よりも「借金をうまくコントロールできているか」が重視される文化があります。

クレジットスコア、住宅購入、教育費の選択肢。
これらはすべて、日々のお金とのつき合い方と深くつながっています。

まとめ

借金=悪、ではありません。
大切なのは、何のために・どう使うか
両親が心配していたのは「返せなくなる借金」、友人が活用していたのは「自分を助ける借金」。
同じ「借金」という言葉でも、中身がまったく違ったんですね。

Natsuko
Natsuko

この考え方をひとつ知っておくだけで、お金のことが少し気楽に考えられるようになると思います。


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