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アメリカ大学費用の貯め方|529プランを続けている、うちの正直な話

先日、お客様から「Natsukoさんのご家庭では、どうやって大学費用を準備しているんですか?」と聞かれました。

Natsuko
Natsuko

せっかくなので、今日は我が家がどう貯めているのか、正直に話そうと思います。

学費、どうしたらいいのか分からなかった

今でこそ大学費用や保険の話をする立場になりましたが、当時の私は完全に迷子でした。

あるとき主人に「このままだと学費が足りないんじゃないか。どうするつもりなんだ」と叱られたことがあります。
何か言い返せるほどの知識もなく、頭が真っ白になりました。

そんなときに見つけたのが、大学進学セミナーでした。
セミナーで初めて知ったのですが、Financial Aid(返済不要の奨学金・援助金)をもらえる可能性を高めるには、「資産」の「見え方」が関係しています。
リタイアメントプランや生命保険は資産としてカウントされにくい一方、529プランは資産として見られてしまう、という話でした。

5年という、どうにもならない現実

当時、長男の高校卒業まであと5年。この「5年」という数字が、すべての選択肢に影響しました。
セミナーに参加し、個別相談で担当者に「うちの場合はどうなりますか」と聞いてみました。
実際にシミュレーションを出してもらったのですが、正直、思ったより積み立てができない数字でした。

個別相談の後に主人と相談して、選択肢として出てきたのは、

  • 529プラン
  • Roth IRA
  • IUL(インデックス連動型積立型生命保険)

の3つです。

Roth IRAは、主人が首を縦に振らなかった

Roth IRAは、Financial Aidの資産査定にカウントされないメリットがあります。
5年で元本を非課税で引き出すことも、ギリギリ可能です。

ただ、主人の答えは明確でした。
「リタイアメントと学費は、口座から分けて管理したい」。

学費のために使い始めたら、どこまでが老後のお金でどこからが学費なのか、分からなくなる。
それは絶対に嫌だ、と。
大黒柱の主人に、私には反論する言葉がありませんでした。

IULは、時間が足りなかった

また、個別相談でIULのシミュレーションも見せてもらいました。
IULについて詳しく知るにつれ、IULは複利の効果を活かすために、中長期でじっくり育てる必要がある商品だということが分かってきました。

長男の進学までの時間を考えると、どうしても IUL の成長が間に合わない。
正直、IULに少し期待しましたが、なんせ時間が足りない。

一気に入金する方法を取れば話は変わりますが、当時の私はIULを知ったばかり。
まだよく知らない保険に、まとまったお金を全額入れる覚悟は持てませんでした。

消去法で、529に

ということで、我が家は消去法で529プランに。

銀行に預けるよりも増える可能性があり、節税メリットもある。
長男の進学には529で着実に備えよう、と決めました。

そして「次男のためには、今から時間をかけてIULを育てよう」という形で、二人分の準備の方向性が決まりました。

Financial Aidについては、諦めずに「出す順番」を考える

529は税制上のメリットがある一方で、資産として見られるため、Financial Aidの判定には不利に働く側面があります。
また、収入の状況によっては最初から対象外になることもあります。

ただ私は、「可能性をゼロにしたくない」と思っています。

Financial Aidをよく知らなかった私は、自分でも色々調べました。
Financial Aidをもらうには、多くの大学ではFAFSA(Free Application for Federal Student Aid) で申告をする必要があります。
一方、多くの私立大学ではCSS Profileという、より詳細な資産申告も求められます。
申告の仕組みが違うので、どの大学を目指すかによって、戦略の考え方も変わってきます。

だから大学進学後は、まず529から使う。大学側から見えている資産を、早い段階で減らしていく。
Financial Aidを必ずもらえる保証はありません。でも、最初から諦めるのとも違う、という考え方です。

後で知ったのですが、実はこの考え方、私だけのアイデアではありません。
アメリカの掲示板(Reddit)や専門サイトでも
「1〜2年目に529を先に使い切ることで資産額を下げ、後半にFinancial Aidを引き出しやすくする」
という考え方は広く語られています。
もちろん保証はありませんが、知っているかどうかで選択肢が変わってくる情報だと思っています。

参考:https://www.financialsamurai.com/superfunding-a-529-plan-the-pros-and-cons/

進路が変われば、計画も変えていい

あれから5年が経ち、長男はギャップイヤーを選び、コミュニティ・カレッジで学びながら進路を考えることに決めました。

この選択のおかげで、529の資金を焦らず、必要なタイミングで使える形になりました。
子どもの選択に合わせて、親の計画も変えていい。そう改めて感じています。

「今できること」を組み合わせながら

そもそも私たち夫婦は、市民権やグリーンカードを持っていれば「もらえるかもしれない」返済不要の奨学金があること自体、まったく知りませんでした。
だから何も考えずに貯金していたし、他に利益が出そうな商品があっても「よく分からないから」という理由で避けてきました。

大学進学までの時間を逆算して、なんとか出した答えがこの方法です。

ベストかどうかと聞かれると、正直、もっとやりようがあったかもと思うところもあります。
けれど、当時選んだ選択は間違っていなかったとも思っています。

Natsuko
Natsuko

そんな私が、この経験をきっかけに勉強を始め、今は保険エージェントとして働いているのですから、人生って面白いなと思います。


あの経験がなければ、私のお金を貯める方法はきっと今も貯金一択だったと思います。
今はあの頃より分散でき、正直、安心感がだいぶ違います。

「529と他の方法はどう違うの?」「保険を使った学費準備ってどう考えたらいい?」という方は、こちらの記事もどうぞ。 → アメリカ大学費用の貯め方:529プランとIULの比較

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