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金持ち父さんから学ぶお金の法則とは?

週末、本棚の断捨離をしたところ、「金持ち父さん」シリーズの本が数冊出てきました。
現在は投資家として活躍中のロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん 貧乏父さん」の本は20年ほど前に日本でも大ブームになりました。

お金持ちになるための基本的な考え方やお金の使い方に関して詳しく書かれています。

その中でも、しっかりと覚えておきたいロバート・キヨサキ氏の「キャッシュフロー・クワドラント」について簡単に解説していきます!
クワドラントの中の自分の現在の立ち位置を知ることで、将来どう動いていけば良いか参考になると思います。

 

金持ち父さん 貧乏父さん の簡単な紹介

主人公ロバートが、金持ち父さんと貧乏父さん二人からの異なる「お金の価値感」「お金についての考え方」を受け取り、経済的自由になるための考え方を見つけていきます。物語形式のビジネス書です。

ロバート・キヨサキ氏とは

ハワイ生まれの日系4世。父親がハワイ州の教育長という名高い教育一家の元で育つ。長年ビジネスの世界で活躍していましたが、47歳で引退。ロバート・キヨサキ氏を世界的に有名にした「金持ち父さん 貧乏父さん」を執筆する。現在、「金持ち父さん」シリーズは28冊あり、キャッシュフローボードゲームなども発売しています。

https://www.richdad-jp.com/about/

 

クワドラントとは?

キャッシュフロークワドラントとは、ロバート・キヨサキ氏が提唱した新しい働き方の概念です。

ロバート・キヨサキ氏によると、「世の中のすべての職業は、究極的には4つに分けられる」そうです。

4つのクワドラントは、このように分類され、何をお金に換えているのかを表しています。

  • Employee:従業員
  • Self-Employee:自営業
  • Business Owner:ビジネスオーナー
  • Investor:投資家

 

4つのクワドラントの特徴

Employee:従業員

企業やビジネスオーナーに雇われ、収入を得ているのがE:Employee(従業員)。

サラリーマン、パートタイマ―、アルバイトがこの分野に入ります。

特徴

  • 時間を切り売りして収入を得ている
  • 労働力を切り売りして収入を得ている
  • 特別なスキルや能力がなくてもお金を得ることが可能
  • 意思決定権ーなし

Self-Employee:自営業

自営業は、「自分でビジネスをしている」人のことを言います。

E:Employee(従業員)と同じく、時間や労働力を切り売りして収入を得ています。
違う所は、特別なスキルや能力を使って働いていること。多く働けばその分、収入も増えます。

個人事業主、弁護士、医者、フリーランス、スモールビジネスオーナー、YOUTUBERなどがこの分野に入ります。

特徴

  • 時間を切り売りして収入を得ている
  • 労働力を切り売りして収入を得ている
  • 特別なスキルや能力を使って働く
  • 意思決定権ーあり

Business Owner:ビジネスオーナー

ビジネス(事業)を所有する人のことをビジネスオーナーと言います。事業の「権利」を所有しています。

人を働かせる仕組みを使ってお金を稼ぎます。

そのため、最初に「仕組み」をしっかり考えて作り、その後は人やシステムに任せます。

E:Employee(従業員)や S:Self-Employee (自営業)と違うのは、基本的には現場での作業は行いません。

会社の所有者、店舗オーナーなどがこの分野に入ります。

特徴

  • 権利収入で収入を得ている
  • 意思決定権ーあり

 

Investor:投資家

Investor:投資家は、株や不動産に投資をすることで利益を得ている人のことです。

B:Business Ownerと違い、仕組みを考えたり、作ることはありません。

投資家が事業に出資し、その事業で発生した利益の一部が報酬となる権利を持っています。

E:EmployeeやS:Self-Employyの「時間」を使い、B: Business Ownerといった「他人の仕組み」を利用し、お金でお金を生み出します。

金融投資家や事業投資家といった、一度の巨額のお金を動かせる人がこの分野に入ります。

特徴

  • 権利収入で収入を得ている
  • 意思決定権ーあり

 

金持ち父さん貧乏父さん の3つの大事なポイント

「金持ち父さん 貧乏父さん」では、キャッシュフロークワドラントだけでなく、知っておくべき3つのポイントがあります。

この3つを理解することで、よりお金持ちマインドに近づけるでしょう。

  • お金のために働くな :限られた「時間」をお金を作るためだけに働くべきではない。考えて働く、自分のやりたいことやろう。
  • 自分のビジネスを持つ :自分の「資産」となるビジネスを持つことが重要
  • 学ぶために働く:学ぶために働くことが大切

まとめ

この「金持ち父さん 貧乏父さん」の本を初めて読んだ時は、軽い衝撃を受けた記憶があります。

それまでは、お金に働いてもらうという考え方はありませんでした。

徐々にキャッシュフロー・クワドラントでいう「労働収入」から「権利収入」へ移行できるような働き方を目指していくと、いつのまにかお金持ちになれます。

その際、E→S→B→I の順番で一つずつクリアしていくことをお勧めします。早くお金持ちになりたい気持ちは分かりますが、何事も焦っては良い結果を生みません。

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