アメリカの高額な大学費用。実は生命保険を学資保険として利用することもできるんです。
もし生命保険を利用して貯める場合、どんな方法があるのか、また注意点にてついて説明しますね!
積み立て型生命保険で大学費用を貯める方法
生命保険を学資保険として利用する場合、ズバリおすすめなのは、積み立て型生命保険です!
アメリカの終身保険は積み立て型保険でもあり、しっかりとプランニングをすることで「ファイナンシャルエイド」をもらえやすくなり、キャッシュバリューも増えていきます。
積み立て型保険の中でも、キャッシュバリューを増やすために購入する方が多いのはWhole LifeとImdex Universal Life (IUL)と呼ばれる種類です。
また、ファイナンシャルエイドを多くもらうためには、できるだけ「資産」を減らす方がもらいやすいと言われています。
2023年からファイナンシャルエイド申請フォームが変更されますが、生命保険は「資産」として計上されないため、生命保険でキャッシュバリューを増やしていこうかと検討している方には大変効率よい保険と言えます。
ファイナンシャルエイドに関しては、こちらの記事で詳しく説明しているので、合わせてご覧ください。
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それでは、Whole LifeとIndex Universal Life(IUL) の特徴について簡単に説明しますね!
Whole Lifeの特徴
- 定額の保険料を一定期間支払うと、解約をしない限り、死亡保障が一生涯続く積み立て型保険。
- 最低保証の金利が設定されているため、確実に積み立てができるのが特徴。
※金利は、他の積み立て型保険と比べると低いけれども、銀行に預けるよりは高め。
Index Universal Life (IUL)の特徴
- アメリカの株価(インデックス S&P500といった株価指数)の動きに合わせて利息が付く、インデックス連動型の積み立て保険
- 保険料の支払いがフレキシブル。ある月は多めに、ある月は少なめに変えることできる
- 利率の上限が設定されている
- マーケットが大幅に下落してもマイナス (元本保証) にはならないように設計されている。
- お金を引き出しても非課税扱い
どちらが貯めやすいのか?
リスクに強いWhole Life
Whole Lifeの強みは何といっても、リスクに強いことです。金利が固定されているため、仮に大不況が数年続いたとしても、確実にキャッシュバリューは増えていきます。Whole Life購入時に、最低保証金利が確定され、銀行に預けるよりも高い金利です。一切のリスクを取りたくない方向けと言える保険でしょう。
リスクはあるけど、貯まる金額も大きいIUL
IULの強みは、元本保証されているだけでなく、インデックスに合わせて利息が増えていくことです。そのため、株式が上がれば、IULにも期待できます。その反面、不況がずっと続いた場合、マイナスにはなりませんが利息はずっとゼロのままになります。
株式投資は、大きな投資利益を得る可能性もあるけれど「元本保証」はありません。最悪の場合、株で得られるはずの利益が投資した金額以下に下がってしまう場合もあります。IULは多少のリスクは取っても良いけど、入れたお金をマイナスにしたくないという方向けの保険でしょう。
両方の保険の注意点
銀行に預けるよりも金利が高く、株式投資のようなリスクはない。
そんなWhole LifeやIUL保険ですが、もちろん注意点はあります。
学資保険として、生命保険を検討される方は、購入前にしっかりと注意点についても気を付けてくださいね!
Whole LifeもIULも生命保険なので、
- 年齢が若ければ若いほど、一般的に保険料は安くなる
- 健康でないと加入できない、健康に問題があると保険料が高くなる
- 一定期間、保険料を支払う必要がある
- お金を寝かせる必要がある(通常7~10年寝かせる)
- お金の早期引き出しには、ペナルティが発生する
- お金を引き出す場合は、生命保険会社から「ローン」としてお金を借りることになる
※Whole Lifeの場合、引き出したお金と借り入れした「利子」は「返済」しなくても良いが、生命保険として受け取る金額は少なくなる。
また、借入金が保険契約の価値を上回った場合、通常31日以内に返済をしなければ失効となる
まとめ
大学費用の準備方法は色々あります。その中でも、生命保険を学資保険として利用するのは、リスクの低い貯め方だと言えるでしょう。積み立て型生命保険は、長期間にわたり支払いを続けることでキャッシュバリューが蓄積されます。投資よりも低いリスクで、しっかりと増やしていきたいと思っている方には、おすすめできる方法です。