大学進学の基本 教育とお金

アメリカの大学受験で求められる人材とは?高校の先生に教わったことと我が家のリアル

 ふとブログを見返していたら、2022年に書いた大学受験の記事が出てきました。

当時は長男がちょうど9年生に入る直前。キャンパスツアーで高校の先生から話を聞いて、ドキドキしながらメモを取ったのを覚えています。
長男は終始キョロキョロしていて、あまり話を聞いていなかった気もしますが(笑)
そんな長男が12年生!時の流れって本当に早いですね。

あれから数年。実際にアメリカの高校生活を間近で見てきた今、あの時の話の意味が、やっとリアルに分かってきた気がします。当時の記録を、今の視点で少し整理してみますね。

リーダーシップ

アメリカでは、必ず「リーダーシップ能力」が求められます。
キンダーから「リーダーシップ」について学んでいきます。
だから大学受験でも、もちろん「リーダーシップ能力」が備わっている生徒が当然求められます。

最近では、ASB(Associated Student Body)と呼ばれる生徒会に参加しているだけではなく、もう少し踏み込んだリーダーシップ能力が求められるそうです。

例えば、学校で新しくクラブを設立したなど。その場合、どんな風に人を集め、どのようなポジティブな影響を与えたのかなど。
自分がリーダシップを取ることで、まわりの生徒にどのような良い影響があったか を大学側は知りたいのだそうです。

実は我が家の次男(現在9年生)も、今まさに自分なりの道を探している最中。 中学まではずっと理系の「Science Olympiad(科学オリンピック)」に熱中していたのですが、高校に入ると一転、FCCLAという家庭科系のクラブに鞍替えしたんです(笑)。

FCCLAは全米に20万人以上の会員がいるとても大きな学生団体で、かつての家庭科クラブが、より専門的なリーダーシップやキャリアを学ぶ場へと進化したもの。

最初は「えっ、理系から家庭科系? なんで?」なんて驚きましたが、なんと彼はそこで『STAR Events』という、地区や州、さらには全米レベルまで続く大きな競技会に挑戦することに!

そこで彼が友達と一緒に選んだのが、『スポーツ栄養学(Sports Nutrition)』の部門。 今まで学んだ科学の知識を、今度は「食べ物と体の関係」に活かすことにしたみたいです。自分なりのプロジェクトを形にしていくプロセスは、彼なりの挑戦だったと思います。

そうしたらなんと、その部門で1位をいただくことができたんです!親の心配をよそに、自分の「面白い」を信じて突き進む姿には驚かされました。

 誰かのために動くこと(ボランティア、コミュニティサービスなど)

成績やエッセイだけじゃなく、「学校の外で何をしたか」も合否に関わるそうです。校内での学習サポート、地域でのボランティア、募金活動など様々な形があります。

ボランティアの例:

  • 学校内でのボランティア(アフタースクールのTutoring 生徒が生徒に勉強を教える)
  • 地域の教会やシェルターなどでのボランティア
  • 病院内でのボランティア
  • Fundraiser(募金活動や資金調達)

ちなみに、我が家の長男は、FFDY(Foundation for Disabled Youth)というさまざまな障がいのある子どもたちを支援する団体でボランティアをしました。ダウン症のお子さんたちと一緒にクラフトをしたり。のんびりした気質の長男には、誰かを急かす必要もなく、自分のペースで関われる場所がぴったりだったみたいです。
そこでの活動は、相手に寄り添ったお手伝いができ、長男も「のんびり気質」は人によっては、安心してもらえるというのが分かったみたいです。
この気づきは彼にとっては、すごく心に残ったみたいです。

ボランティアって「立派な活動をしなければ」と思いがちですが、自分の気質に合った場所を見つけることも大事なんだなと、親としても気づかされました。

一歩先への「学びの挑戦」(アカデミック・エンゲージメント)

大学はチャレンジをする子の成長を見るのが大好き!だそうです😊

学校での成績が良いのであれば、もう少しチャレンジしてほしい。
チャレンジをして、どう成長したかを見てみたい。

そのためには、学校だけの勉強で満足しないでほしい。
成績が良いのは素晴らしいけど、「もう少し上を目指してみよう」という姿勢が見たいのだとか。

例えば、

  • APクラスへの挑戦 (APクラスは誰でも受けられません)
  • (コミュニティカレッジなど)大学のクラスを受けてみる
  • 大学が主催しているサマープログラムへの参加

大学が主催しているサマープログラムなんてあるのかな、と思いましたが意外と有料・無料のサマープログラムがあるのですね。
生徒の選考はあるようですが、もし受かれば無料で大学のサマープログラムに参加することも可能です。

わがやの場合、正直、長男はAPクラスに挑戦したかったのですが、成績の壁があり断念。親としてはもどかしかったです。
でも次男は今のところ自分からチャレンジする姿勢があるので、このまま伸びていってほしいなと見守っています。

自分で情報を「つかみにいく」姿勢

アメリカでは、自分で調べていかないと知りたい情報や有益な情報を得られないことが多々あります。
大学進学も同じです。
そのため、学生自身も大学受験に向けて色々調べる必要があると話していました。

例えば、このような情報を自分で調べてみる

  • カレッジメンターシップ プログラム (学生が、大学生の指導員から色々学べるプログラム)
  • 恵まれない学生を支援するためのプログラム
  • 機関別支援プログラム
  • 大学の説明会
  • 大学のキャンパスツアー

こういった情報を自分で調べて、友達とシェアする積極性も評価されるそうです。

多くの学生が知らない情報も沢山あるので、自分から情報収集のアンテナを立てていく必要がありますね。
正直、これは親も一緒に調べないといけなくて大変でした。でも調べていくうちに「こんな制度があったの!」という発見も多かったです。

我が家の場合、調べていくうちに思わず笑ってしまうような奨学金も見つけました。
例えば「ゾンビの発生からどう生き残るか(Zombie Acocalypse Scholarship)」や「マインクラフト愛を語る (Minecraft Scholarship)」など 調べないと聞いたことがなかったような奨学金があると分かりました。

アメリカの奨学金って本当に色々あって面白いんですよ。詳しくはこちらの記事にまとめています。

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スポーツ/アート

スポーツやアートも重要な課外活動として、大学受験にプラスになります。

  • スポーツ
  • バンド
  • オーケストラ
  • コーラス
  • 演劇
  • 音楽
  • ビジュアルアート(絵画、彫刻など)

大学が重視するのは「数より深さ」。たくさんの活動をこなすより、一つのことを長く続けた方が評価されるそうです。我が家の息子たちは空手を10年以上、剣道を8年続けています。習い事でもスポーツでも、「ずっと続けてきた」っていうその事実だけで、「この子は粘り強く頑張れる子なんだな」っていう、何よりの証明になるみたいですよ。

さらに大会で入賞した経験があれば、それは立派なアピールポイントに!遠慮せずしっかり伝えましょう。

まとめ

アメリカの大学受験は、学校の成績やテスト結果だけで合否は決まりません。

私は小学校から大学卒業までアメリカだったので、大学受験も経験しました。

正直、私が受験した当時よりも、今の大学受験の方がずっと難しいと思います。

今の学生は、勉強だけでなくリーダシップの経験やボランティアと色々と大変だと思いますが、若いときは何にでもなれるパワーを持っているので楽しんで頑張ってほしいと願っています😊

我が家の場合、長男と次男、全然違うタイプです。親の期待とは違い、長男はAPクラスや「アカデミックな挑戦」には興味なし。また、ボランティアをしながら自分のペースで高校生活を送り、結果的にギャップイヤーからコミカレという道を選びました。次男は自分から動ける子で、今のところ順調そうです。

どちらが正解とかじゃなくて、それぞれの道があるんだと、今は思えるようになりました。
ちなみに長男のギャップイヤーやコミカレについては別の記事で書いています。

次男の大学受験はこれからなので、アップデートな情報があればまたシェアしますね😊

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